東野圭吾さんのミステリー作品「誰かが私を殺した」の感想と考察。
2024年7月にオーディブルで配信開始。
この作品はAudible(オーディブル)の為に書き下ろした「オーディオファースト」。
ナレーションは13名の俳優が担当しています。
東野圭吾さんの作品だからか、作品に対する意気込みや気合のようなものがびんびんと伝わってきました。
オーディブルのための書き下ろし作品は初めて聴きました。朗読というよりはBGMや効果音まで入っていてラジオドラマのような感覚で楽しめます。ナレーション陣が豪華すぎ。
「誰かが私を殺した」はファンタジー&ハードボイルド風味
夫の墓参りに訪れた女性が背後から撃たれて亡くなる。
刑事事件となり、刑事の加賀恭一郎が事件の担当をする。
刑事が謎を解くハードボイルドなミステリー・サスペンス作品ですが、亡くなった女性が刑事に取り憑いて一緒に事件の行方を見ていくという少しひねりのある物語になっています。
ファンタジー風味のあるハードボイルド作品という感じ。
刑事の加賀恭一郎は東野圭吾さんの他の小説にも複数登場しているらしく、今作は加賀恭一郎シリーズに含まれる作品のようです。
一緒に捜査を手伝う女性の刑事新澤の活躍も見どころ。
「誰かが私を殺した」のナレーション陣のすごさ
この作品のナレーション陣が凄すぎて、ドラマや映画になるのかな?と思ってしまうくらいです。
亡くなった女性の国重塔子が主人公でナレーションは寺島しのぶさん。
その息子の国重辰真が松坂桃李さん。
刑事の加賀恭一郎は高橋克典さん。相棒の刑事新澤は逢田梨香子さん。
特に逢田梨香子さんのナレーションはめちゃくちゃ良かった。プロの声優なのかな?
オーディブルはナレーション(朗読)作品なんですが、「誰かが私を殺した」は朗読以外にもBGMや効果音(SE)が所々に入っていて、ラジオドラマのような作品に仕上がっています。
「誰かが私を殺した」は面白い?つまらない?
「誰かが私を殺した」は面白いか、つまらないか、で言うと個人的には面白かったです。
オーディブル作品としては2時間47分と短い作品で仕上がっていています。
登場人物もそこまで多くありませんので、推理もしやすいかも?(僕は全然予想できませんでした)
東野圭吾さんの作品らしく、意外な結末と温かいドラマ仕立て。
まとめ
オーディブル限定作品なので、東野圭吾作品が好きな方はぜひ聴いてみてください。
オーディブルの「オーディオファースト」は他にも作品がいくつもあるのでまた機会があれば聴いてみます。
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