今回はおすすめのホラー小説を紹介したいと思います。(日本の小説のみ)

ド定番な作品が多めかも

他におすすめの作品があればコメントで教えてください
近年読んだおすすめのホラー小説
なまなりさん
近年読んだホラー小説で特に怖かったのが中山市朗さん著「なまなりさん」。
最初はフィクションと思って読んでいましたが、語り役である主人公の口調が生々しく、どう考えてもフィクションぽくない。最後まで読んでやっと実話だということに気づいて、そこでさらにゾッとしました。
沖縄のシャーマン、呪い、呪殺霊などが登場。
ホラー好きなら是非読んで欲しい作品。
霧が晴れた時
小松左京さんの「霧が晴れた時」。
ホラーの短編集ですがバラエティーに富んだ作品ばかり。
心霊的なホラー、不気味な話、妖怪の話、SFなどなど。
SF作家が本気でホラー小説を書いたらこんなすごい作品になった、という感じ。
超おすすめ。
墓地を見おろす家
小池真理子さんの「墓地を見おろす家」。
タイトルからもなんとなく内容がわかりますが、にしても面白い。
文章がめちゃくちゃ上手いので、あっという間に小説の世界に引きずり込まれること請け合い。
最初の始まり方、終わり方含めて完成度が高くて楽しめます。
などらきの首
澤村伊智さんの「などらきの首」。
比嘉姉妹シリーズの3作目。
短編集ですがどの話もしっかり作られていて手抜きがありません。
1作目「ぼぎわんが、来る」からなる比嘉姉妹シリーズはどれもおすすめですが、個人的にはこの3作目を推します。
「ぼぎわんが、来る」を元に作った実写映画の「来る」も最高。
死写会
五十嵐 貴久さんの「死写会」。
この作品はAudible(オーディブル)だけで配信されている作品かと思っていましたが、書籍化もされていたんですね。
オーディブルで聴きましたが、ナレーション陣が超豪華。ど定番なホラー作品ですが直球なだけにこれがまた怖い。
残酷なシーンが結構多くてビビりました。
ガダラの豚
最後にちょっと変化球ですが、中島らもさんの「ガダラの豚」。

おそらくジャンルとしてはホラー小説じゃないと思います。そこがまた意表を突いていて怖い。
超能力、オカルト、呪い、の話が非常に面白い。
序盤はテレビ業界の話が楽しい。ですが、どんどん不吉に、えぐい怖さになっていきます。
この作品を知らない方はぜひ読んでほしい。
「呪い」の本当の意味を知ることができるはず。
定番のホラー小説
ここから紹介する作品は割と有名どころです。とは言え、やっぱり外せません。単純にホラー作品としてのクオリティーが高すぎる。
リング
言わずと知れたジャパニーズホラーの金字塔「リング」。
初版は1991年6月。
この小説が出た当時はほぼ話題になっていなかったんですが、ホラー小説になんかすごい作品がある、という口コミが広がってジワジワと知られていくようになったと記憶してます。
僕が初めて読んだのは確か映画が公開される前でしたが、今まで読んだホラー小説とは全くクオリティーが違いました。今までのホラー小説なんだったんだ、と思わされるくらいに物語が面白く、しかもめちゃくちゃ怖い。
映画は映画の良さがありますが、恐怖のレベルで言うと原作小説の方が上でした。映像よりも文章の方が怖い、という体験はホラー小説ならではですね。物語の語り口調、貞子の念写の映像シーン、などなどマジで怖い。読んだ後の絶望感もすごかった。
映画のことで言うと、ホラー映画の幽霊は貞子が登場したことで、一つの幽霊のビジュアルスタイルが確立しています。リング以降のジャパニーズホラーの幽霊は長髪に白い服を着た幽霊が明らかに多くなりました。なんだかんだでこのビジュアルはやっぱり怖い。
そういえば随分前から疑問に思っていたことがあって、タイトルの「リング」はどこから来たんだろう?ウイルスの名前でしたっけ?井戸を見上げた時の輪っかがリングっぽいから?また読み直してみようかな。
エス
リングを紹介したので関連してリングシリーズの5作品目の「エス」もご紹介します。
謎の心霊動画(コピーすると動画の中の人物が毎回違う動きをする)を追いかけていると、貞子の物語と鉢合わせになる話。
リングとエスは個人的にすごく怖かった。
呪怨
大石圭さんの「呪怨」。
映画が有名ですが、原作の小説も実はしっかり怖い。
amazonで販売ページを探したんですが、もう絶版なのかな?正式なリンクがなく、中古本しかありませんでした。
黒い家
貴志祐介さんの小説「黒い家」。
ホラー小説と言えばこの作品を一番に思い浮かべる人も多いかも知れません。
実写映画化されていて、韓国版の映画も良かった。
僕が「サイコパス」という言葉を知ったのはこの作品ででした。
保険金殺人の話。最恐のヒトコワ。
ホラー小説と一言でくくるには勿体無いくらいのクオリティーです。
クリムゾンの迷宮
同じく貴志祐介さんの「クリムゾンの迷宮」。
サバイバルホラーの金字塔と言ってもいいかも。
もうこの小説ほどエンタメしてる作品はないと断言できます。
知らない方はぜひ読んでほしい一冊。
天使の囀り
同じく貴志祐介さんの「天使の囀り」。
この作品はグロテスクな表現が多いですが、個人的にはめちゃおすすめの作品です。
クリムゾンの迷宮を読んだ後にぜひ。
まとめ
近年はAudible(オーディブル)かKindle Unlimitedでしか本を読んでいないので、そこまで新作のホラー作品を知りません。
そんな中でなんとか自分が知っているホラー作品をご紹介してみました。
どの作品もおすすめなので是非チェックしてみてください。
今回紹介した本はKindle Unlimitedで読めるものが多いので、気になる作品が多い場合はKindle Unlimitedおすすめです。(最初の30日は無料で試せます)
Audible(オーディブル)も最初の30日は無料で試せます。本を聴くという体験が新しい。何より運動をしながら本が読める(聴ける)ので「こりゃいいや」という感じで、契約し始めて1年経過しました。新作が多いのも魅力。
そう言えば海外のホラー小説ってあんまりピンと来ないんですが、おすすめの作品があればぜひ教えてください。スティーブン・キングとかになるのかな? 全然わからん ^^;
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