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ホラー小説「文庫版 近畿地方のある場所について」の感想。違い解説

ホラー小説「文庫版 近畿地方のある場所について」の感想。単行本との違いを解説。どちらがおすすめか? Audible
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背筋さんのホラー小説「文庫版 近畿地方のある場所について」の感想・解説・考察。

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2025年7月発行。

この作品はAudible(オーディブル)で聴きました。

ナレーションは山内平さん。単行本もオーディブルで聞きましたが、今作も引き続き山内平さんが担当。前回と同じく聴きやすいナレーションで最高でした。

この作品は「単行本とは内容が異なる」という注意書きがあったので、文庫版も読んでみました。

単行本の感想を2025年7月に書いていて、大まかに物語を覚えていましたが、細かい部分で言うとどうだったけな?という感じでちょっと自信なし ^^; 感想を書く際に細かくメモを取っているんですが、それが残っていればもう少し違いを比べられたと思います。しかしまさか単行本と文庫本で違うとは予測できませんでした。

ということで、覚えている範囲で単行本との違い、文庫本とどちらがおすすめか、などを書いていこうと思います。

gao the book
gao the book

映画はまだ見ていないですが、映画もまた内容が少し違うらしいです。U-XEXTの見放題になったら見る予定です。

ホラー小説「文庫版 近畿地方のある場所について」。単行本と文庫版の違い。

文庫版を読むにあたって、個人的に一番気になっていたのは単行本と文庫版の違いでした。

「近畿地方のある場所について」はオカルト雑誌の記事(エピソード)や、インタビューをテープに録音して記事にしたもの、ネットの書き込み、などの細かい話が散りばめられた物語になっています。

  • アダルトビデオのレビューサイトの書き込み(お山に来ませんか?)
  • 奈良県で行方不明の少女Kちゃん
  • 中学生が林間学校で体験した集団ヒステリー事件
  • とあるマンションで流行った遊び「まっしろさん」
  • ジャンプ女
  • 謎のシール
  • スピリチュアルスペース

などなど。

それぞれのエピソードは単行本とほぼ同じでした。全体の7〜8割くらいはほぼ同じ印象です。

文庫版は何が違うかというと、これらの怖いエピソードをまとめた雑誌編集者たちの物語が違ます。

文庫版の方がきちんとストーリー仕立てになっていて、非常に物語としてわかりやすい内容になっています。ただ、これはもしかすると僕が単行本を読んでいて、ある程度内容を知っているから理解しやすかった、という部分もあるかも知れません。

単行本と文庫版のどちらがおすすめか?と聞かれると、文庫版の方が初見の人でもわかりやすく、物語も完結しているのでおすすめです。

単行本は個人的には理解するのが難しい部分がありました。ただ、それが不可解で不気味な印象を与えていて、そこが良いとも言えます。

可能であれば、どちらも読み比べてほしい作品ですが、おすすめは文庫版です。

ホラー小説「文庫版 近畿地方のある場所について」の登場人物

登場人物を一応書いていますが、オーディブルで聞いているので漢字が間違っているかも知れません。自信がない名前はカタカナ表記しています。

  • 小澤雄也…主人公。本編の語りべ。編集者勤務。オカルトライター。瀬野千紘を探している。
  • 瀬野千紘…小澤からオカルト雑誌「別冊キュー」(※表記がわからずQかも)の編集を任される。15年前は一緒に「月間キュー」のオカルトライターとして仕事をしていた。
  • カガワ…小澤の先輩ライター。月刊誌キューの元同僚。
  • オリタ…月刊誌「キュー」の元同僚。
  • 女流作家…オリタの頼みで取材を受ける。昔は外部スタッフとして一緒に仕事をしていた。

他にも関西軍曹など面白いキャラクターも登場しますが、メインは小澤と瀬野の二人です。

ホラー小説「文庫版 近畿地方のある場所について」の感想

物語については特に終盤、小澤と瀬野の人間関係の部分で大きく展開が変わっていきます。

不気味な話のオンパレードですが、少しずつ謎が解けていき、最後は少し悲しい話に。この部分は単行本と大きく違う点でもあります。

単行本の感想は別記事で書いていますので、気になった方は見ていただければと思います↓

ホラー小説「近畿地方のある場所について」複数の不可解な話が怖い!
背筋さんのホラー小説「近畿地方のある場所について」の感想。近畿地方にある廃墟の神社、ダム、トンネル。その付近で起こる謎の怪異。ジャンプする赤い女。女性を誘う山の男。幽霊マンション。全国の街中に貼られる謎のシール。マジで意味不明で怖いです。

単行本と文庫版を読むことで、より物語が理解できました。この作品に対する評価も個人的にはかなり上がりました。

背筋さんの作品が気になっている方は、最初の一冊におすすめの作品です。

最後に蛇足

この物語はオカルトの月刊誌の記事や、その他の怖い話などを集めた内容になっていますが、こういう話を集める仕事、記事にして書く仕事に少し憧れがあったりします。

ホラー映像作品も昔からかなりの数がありますが、取材を含むいわゆる投稿系(読者の投稿映像を元に取材する)のホラー作品は特に好きで、こういう仕事楽しそうだな、と思うこともよくあります。

とは言え、実際に怖い体験をしたくはないので、実現はできないと思いますが、ホラー作品はやはりとてもワクワクします。

近年はちょっと変わった作風のホラー系の作家さんが増えてきています。雨穴さん、背筋さん、梨さん、などなど。まだまだホラー作品を楽しんでいけそうで、個人的に嬉しい限り。

Audible(オーディブル)では新しめのホラー作品も多数聞けますので、ホラー好きな方はぜひ。最初の30日は無料で契約できます(キャンセルも30日以内なら請求は発生しません)。時々、90日無料などのセールのタイミングもあるのでその時に試してみるのもありだと思います。

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