読書が趣味になったのは社会人になってからでした。
23、24歳くらいの頃。
今回は読書が趣味のきっかけとなった小説をご紹介します。
細かく言うと、他のいろいろな本の波状攻撃もあったと思いますが、結局、今回ご紹介する2冊の影響が強かったです。
たまには雑談も
文章表現の可能性に感動
吉本ばなな「キッチン」
文章表現の可能性を感じたのが、吉本ばななさんの「キッチン」。
文章が軽快で心地よい小説です。
最初読んだ時に「文章にこんな表現方法あるんだ」と随分びっくりした覚えがあります。
この本を読んだのが確か新社会人になった頃、23歳くらいだったと思います。
物語はジブリ映画のような内容で心がほっこり。
ねじまき鳥クロニクル
もう1冊は村上春樹さんの「ねじまき鳥クロニクル」。
最高に刺激的な長編小説です。(上・中・下の3冊)
こんな物語は読んだことが無くて、訳がわからず、はちゃめちゃで、だけど文章が緻密で美しい。
今まで読んだ小説ベスト3にこの小説は入ります。
この小説を読んだのは24歳の頃でちょうど無職の時期でした。(新卒で入った会社をたった1年で辞めるという根性の無さを見せつけた)
この小説の主人公も物語の中でちょうど無職で(35歳だったかな)、「同じ無職だ!」となんだか安心したのを覚えています。
最初に読んで以降、何か新しい境遇になった場面の時に毎回この小説を読み返しています。長編ですが通算4回くらい読んでいます。
本について語れることがあるのは幸せかもしれない
20代の頃はブックオフの中古本(100円)を購入して暇を潰していました。
仕事以外だと趣味はほとんどなかったので、とにかく時間が余っていたんだろうなあ。
「本があれば老後も暇を潰せそう」と若い頃は考えていましたが、45歳になった今、集中力も落ち、視力のことも考えると、そう簡単なことでもないかも知れません。
とりあえず、このブログで引き続き、面白い本を紹介していこうと思います。
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