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小説「宝島」は面白い?感想と解説

小説「宝島」は面白い?感想と解説 小説
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スティーヴンスンの小説「宝島」の感想・考察・解説。

宝島 (光文社古典新訳文庫) | スティーヴンスン, 村上 博基 | 英米の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon
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光文社古典新訳文庫。翻訳は村上博基さん。

本のサブスクKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)で読みました。

水夫が持っていた宝のありかが書かれた地図。それを手に入れた主人公が、知人や仲間を連れて宝島に向かう話。

僕の世代だと映画の「グーニーズ」や、水夫(海賊)がたくさん登場するので漫画の「ワンピース」を思い浮かべてしまいます。

gao the book
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古典的名著も少しずつ読んでいこうと思って、最初に宝島を読んでみました。

小説「宝島」のざっくりあらすじ

港の宿屋で仕事をする主人公のジム・ホーキンス。

ある日、老水夫(ビリー・ボーンズ)が一人やってくる。自分のことをキャプテンと名乗り、毎日謎の歌を歌い酒浸りの日々。長期滞在をしていた。

医者のリヴジーに酒を控えるようにキツく言われていたが、辞められず病気で急死する。

ジムとリブジーはビリーの持つカバンの中から宝の地図を発見する。それはビリーのかつてのキャプテン、フリント船長が書いた地図だった。

その宝の地図を追って、ビリーの元仲間であった、ブラック・ドッグ、ピューなどの水夫が追いかけてくる。盲目の乞食のような格好をしたピューのインパクト強し。

追ってから無事逃れつつも、主人公のジムと医者のリブジー、そして地主のスクワイア(トロリーニ)が宝島を目指す。

水夫同士の裏切り、騙し合いに巻き込まれつつ、ジムは宝のありかを探すため自分の頭を使って行動する。

みたいな話です。

結局は宝を発見するんですが、宝を手に入れた人たちのその後の人生、壮絶な裏切りの繰り返しの人間関係は、大人も楽しめる物語になっています。

片足の水夫「ロング・ジョン・シルヴァー」の魅力

宝島ではジョン・シルヴァーという海賊が登場します。

片足だけどすごいスピードで移動する。宝島を目指す船内ではコックとして雇われる。

ジョン・シルヴァーが登場したときに、漫画のワンピースに登場するゼフを思い出しました。

ゼフは海上レストラン「バラティエ」の片足のコック。サンジの師匠(親のような)。

もしかするとジョン・シルヴァーをモチーフにした可能性もあるかも?

いずれにしても、このジョン・シルヴァーがいい味出しています。

最初は主人公のジムたちを裏切るんですが、また仲間になったり、人としての深みある人物として描かれています。

想像していたよりは

古典的名作ということですが、正直なところ思っていたよりは普通の物語だと思いました。

宝島をモチーフにしたような物語が今ではたくさんある、という理由もあるかも知れません。

宝島は随分昔にアニメ化しています。アニメは子供向けの内容だと思いますが、人間関係や深い心理描写が描かれたこの作品を子供は理解できるのか、ちょっと気になるところ。

飛行機がなく海賊が活躍していた時代。その時の食べ物や趣味嗜好などを想像できたのは非常に新鮮でした。

さいごに

宝島を読もうと思ったきっかけは、プロ格闘ゲーマーの梅原大吾さんの影響です。(僕は格闘ゲームをプレイしたことがなく見る専門ですが)

アニメの宝島の魅力についてYouTubeで語っていたのを見て、原作の小説に興味を持ちました。(アニメは見る気力がなくて)

梅原さんはアニメ版のジョン・シルヴァーが大好きらしく、格闘ゲームの「ストリートファイター6にキャラクターとして実装されたら絶対メインキャラとして使う」というくらい。ほぼ100%実現しないと思うけど 笑

宝島は原作の小説とアニメでは内容が少し違うらしい。

Kindle Unlimitedでは古典的名作がたくさん読めるので、まずは宝島を皮切りに他の作品も読んでいこうと思います。

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