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白取春彦さんの自己啓発本「生き方はニーチェに聴け!」の感想。

「もうちょっと頑張ってみるか!」と思わせるニーチェの言葉 自己啓発本
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白取春彦さんの自己啓発本「生き方はニーチェに聴け!」の感想記事です。

2018年2月発行。

本の読み放題サブスク「Kindle Unlimited キンドルアンリミテッド」で読みました。

Kindle Unlimited

gao the book
gao the book

ニーチェは哲学者であると同時に、頭で考えたことをきちんと実践した人。そして自己実現の大切さを語った人、だそうです。読むと元気をもらえる一冊です。

この本はニーチェの文章を引用して、その文章について著者がわかりやすく解説してくれる、という内容です。著者とニーチェの言葉でなんだか妙に元気をもらえます。

良かったところ

個人的に良かったと思うところを引用してみます。

本来ならば、自分の仕事の中心にその喜びがあればいいのだ。そうすると、仕事が日々の喜びになる。
人生の喜びとは、快楽を味わう悦びではないし、金持ちになる優越感でもない。人生の喜びとは、自分を十分に生かすことのダイナミックな喜びだ。

生き方はニーチェに聴け!

仕事は「これ自分でやるの面倒だな、誰かやってくれないかな」「これは専門的すぎて誰かに頼むしかない」「これはお金を出してでも是非とも欲しい」などなど、他人のお願いを受けることだと思います。

僕自身、バイトも含めて色々な仕事をしてきましたが、ほとんどの場合は「しんどい」という部分が多かったかな。
今やっているデザインの仕事はその「しんどさ」が多少マシなように思います。ただ、あまりお金になっていないのでそこが問題。

引用文をそのまま「そうだよね」と受けにくい部分もありますが、仕事が生きがいであればそれは1つの幸せなことだと思います。

どんな物事についても、うまく処理する必要などさらさらない。他人と比べて下手であっても、自分自身で最後まで手がけることが重要なのだ。なぜならば、それこそが自分の人生をつくるたった一つの手段だからだ。

生き方はニーチェに聴け!

たった独りでするこういう読書は自分の感性を今までになく深く繊細にする結果につながる。それは、今までは12色の色鉛筆しか持っていなかったのに、油彩絵の具ばかりか岩絵の具、多彩な顔料をも手にするようなものだ。

生き方はニーチェに聴け!

なぜ、マンネリズムになるのか。自分自身の中に変化がないからだ。飽きるのは自分の成長が止まっているからなのだ。

生き方はニーチェに聴け!

自分はたいしたことがない人間だなんて思ってはいけない。
最初に自分を尊敬することから始めよう。
まだ何もしていない自分を、まだ実績のない自分を、人間として尊敬するんだ。

生き方はニーチェに聴け!

原因と結果の結びつけを自分で決めつける人は意固地であるし、滑稽なほどに線形的な考え方をしている。彼らが考えているほどこの世で起きることは単純ではない。実験室での物理実験でない限り、原因と結果は結びつけられない。

生き方はニーチェに聴け!

物事はどうにでも変転していき、いかようにも周囲に影響を与える。
原因と結果だけの考えに囚われないように生きた方が、もっと開けた人生になりそう。

まとめ

実践すること。自分の人生を生きること。誰とも比べないこと。

厳しい言葉もあるけれどどこか優しい。

最後にこの文章を引用します。
これいいなー。

私は前進するのが好きだ。前進していく人々が好きだ。
自分自身をも幾度も追い越し、ずんずん進む人が好きだ。後ろや前にいる人が誰なのかなんてまったく考えもせずに勝手に歩いていく人が好きだ。
立ち止まったりすれば、自分は独りだとわかる。でも、立ち止まる必要なんてない。砂漠はもっともっと広いのだ。

生き方はニーチェに聴け!

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