伊坂幸太郎さんの小説が原作の漫画版「グラスホッパー」の感想記事です。
漫画(作画)は井田ヒロトさん。
1巻目は2009年発行。
本の読み放題サブスク「Kindle Unlimited キンドルアンリミテッド」で漫画と原作の小説も読めます。
原作の小説も面白いですが、この漫画を読めば面白さは十分伝わります。登場人物のキャラの作画やアクションシーンがかっこいい。
ざっくりあらすじ
グラスホッパーは伊坂幸太郎さんの小説「殺し屋シリーズ」の1作目になります。
妻を殺された主人公が、とある組織に復讐をするという物語。
さまざまな殺し屋が登場し、お互いに闘う場面が見どころ。続くシリーズにもちらっと登場します。
グラスホッパーの登場人物
- 元教師の主人公
- ナイフ使いの殺し屋(蝉)
- 罪悪感で自殺させる殺し屋(鯨)
- 車道を走る車に突き出して殺す押し屋(槿 あさがお)
- さまざまな役をこなす複数集団(劇団)
- 今作では能力が謎の殺し屋(スズメバチ)
個人的に良かったところ
漫画に登場する人物のセリフで個人的に好きな部分を引用します。
ほぼ原作の小説と同じです。
要するにルールを作る側に取り入れば何でもやれるってこと
グラスホッパー
人がいたら話しかけてみるし お皿が出てきたら食べるしかないし
グラスホッパー
機会があったらやるしかないじゃない!
こいつらもさっきのシジミもちゃんと息をして生きている
グラスホッパー
それを俺はいつか殺して食って生きるんだ
それってすげえ重要なことじゃねえかな そういうのもっと誰もが自覚すりゃいいのにな
伊坂幸太郎さんに登場するヒロイン(?)は魅力的
伊坂幸太郎さんの小説に登場するヒロイン(ヒロインと言っていいのか難しいですが)は魅力的な女性が多い。
今作では主人公の妻が該当するんですが、明るくて前向きな性格でこういう人が近くにいるとなんだか救われますね。
男性視点からすると非常に魅力的に見えるんですが、女性視点からだとまた違うかも知れません。
まとめ
漫画はやはり小説よりも速く読めるのがいいですね。それからアクションシーンがかっこいい。これもビジュアルがある漫画ならでは。
原作通り最後のシーンも泣けました。
グラスホッパーは漫画もありますが、実写の映画もあります。
個人的には実写映画も好きです。
それから、殺し屋シリーズの第四弾「777」も面白かったので、記事に書いています↓
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