漫画「最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常」1巻をKindle Unlimited キンドルアンリミテッドで読みました。
現在3巻までありますが、Kindle Unlimitedで読めるのは1巻だけですので1巻の感想です。
2021年9月発刊。
原案は下駄華緒さん、作画は蓮古田二郎さんの作品。
火葬場の裏側でこんな壮絶な仕事があったとは…
漫画「火葬場で働く僕の日常」について
下駄華緒さんという方の火葬場職員時代の壮絶体験を漫画化した作品。
YouTube動画が人気でその内容を漫画化しているっぽいです。この感想記事を書くにあたって調べたところ初めて知りました。
印象に残ったエピソード
どのエピソードもかなり強烈なんですが、特に個人的に印象に残った話を書きます。
火葬中の遺体の挙動に恐怖
火葬が始まると遺体は起き上がり、全身からピューピューと血を噴き出すそうです。
スルメのようにクネクネ動いたり、ファイティングポーズを取ったり、くの字に曲がる人がいたりするそう。
焼くだけの簡単なものと思っていましたし、そもそも火葬に対して職員が仕事をしているとは思っていませんでした。
ペースメーカーのある遺体は危険
遺体の中にも心臓のペースメーカーをつけたまま火葬する場合もあるようです。火葬中にかなり大きな爆発が起きるらしく非常に危険。
火葬中は時々窓を開けて、鉄の棒で遺体を動かすらしいのですが、開けた際に爆発して失明した職員もいるのだとか。
脳みその臭いは強烈
検死を受けていて頭蓋骨が開けられた遺体もあるそうです。検死後に塞がれているけれど火葬中に外れて脳が露出する。脳みその臭さは別格らしい。言葉ではいい表せないほど強烈な匂い。
骨の黒い部分は病気だった箇所ではない
お骨上げの時に遺骨を拾い上げますが、骨の黒い部分は病気だった箇所という話をよく聞きます。実はあれは全部嘘らしいです。
骨の黒くなった部分は、焼け残りや一緒に入れられた食べ物とのこと。
焼け残りが多いと気まずいので、それを誤魔化すために受け継がれた嘘で、江戸時代から続いているものらしい。
火葬中に遺体が生き返ることはない
火葬中に遺体が蘇るというエピソードがあります。
あり得そうな話ではありますが、絶対にないそうです。
①死亡を確認するために死後24時間は火葬を禁止している。
②葬儀屋が遺体を保存するためにドライアイスを使用しているが、致死レベルを超えるほど凍結させるため、絶対に生存はしていない、とのこと。
まとめ
他にも幽霊が出てきたり、変な人が火葬場に何度もやってくる話も興味深かったです。
新しい世界を知れて為になりました。それにしても大変な仕事だなあ。
漫画としても面白い内容になっていますので是非チェックしてみてください。
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