当ページのリンクには広告が含まれています。

鈴木光司さんのホラー小説「タイド」の感想。リングシリーズの完結編

リングシリーズの完結編!鈴木光司さんのホラー小説「タイド」 ホラー
この記事は約3分で読めます。

鈴木光司さんのホラー小説「タイド」の感想・解説・考察。

Amazon.co.jp: タイド 「リング」シリーズ (角川ホラー文庫) eBook : 鈴木 光司: Kindleストア
Amazon.co.jp: タイド 「リング」シリーズ (角川ホラー文庫) eBook : 鈴木 光司: Kindleストア

2013年発行。

この本は、本の読み放題のサブスクKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)で読みました。

リングシリーズの6作目で完結編の作品。

ホラー小説というジャンルではありますが、そこまでホラー要素は強くありません。1作目の「リング」はホラー要素が強かったですが、以降の作品はSF寄りです。

今作は昔の超能力者が登場して面白い物語になっています。

※2026年5月9日追記。著者の鈴木光司さんが亡くなりました。最高のジャパニーズホラーをありがとうございました。

gao the book
gao the book

リングシリーズの完結編ということで貞子のルーツがわかり謎もほぼ解明できた?のかな。古事記と超能力者の物語が非常に面白かったです。

ホラー小説「タイド」のざっくりあらすじ

ホラー小説「タイド」のあらすじを簡単に書きます。ネタバレはしていません。

貞子はこのシリーズを知っている方は言わずもがなの強力な超能力者ですが、母親もまたすごい能力者。ここまでは今までの作品でわかっていましたが、母親がどうしてそんな能力を持つことになったのか?本編では主人公が過去を探っていきます。

完結編らしく色々と謎が解ける内容になっています。

物語の中で役小角という飛鳥時代の呪術師(まさに超能力者という感じ)が登場します。

この人物が今回の物語のキーになる人物で、インターネットで調べると実在の人物っぽい。いやー、めちゃ恐ろしい。実在するとわかってとても興奮しました。

ホラー小説「タイド」で気になったところを引用

本編の内容とそこまで重要な部分でもないですが、個人的に気になったところを引用します。

柏田は、この国の成り立ちが記述された神話を読んでいて、死と再生の場面が多いことに幾度なく驚かされてきた。日本のみならず、ギリシア神話も同様である。
古代の神話では、霊、あるいは魂が、人間の身体に戻ってくる前に、中宿として他の物質に一旦宿ると考えられていた。それはたいがいの場合、石だった。古代において、石は唯一の情報記述装置でなかったかと、柏田は推測する。

タイド

四十億年の時間をかけた意識の進化を追体験したとき、柏田にはホモサピエンスとしての使命が、理解されてきた。
……宇宙のことわりを言語によって明晰に記述すること。

タイド

自分がもうひとりの自分を見てしまう現象は、ドッペルゲンガーと呼ばれ、古今東西、多数の例が報告されている。
日本においても、江戸時代には「魂が離れてしまう病気」と言われ、死の予兆であると恐れられた。

タイド

この家の構成員は最大で三人のはずである。にもかかわらず、椅子は四脚あった。座る人間の数は、三人からふたりとなり、ひとりになり、とうとう誰もいなくなってしまった。

タイド

まとめ

物語の中で古事記の話が出てきます。古事記の物語がとてもわかりやすく書かれていて、非常に興味を持ちました。日本という国がどうやって生まれたのか、ファンタジー風に描かれています。

僕の見ている現実世界は非常につまらないけれど、この本の話はとても面白い。そして、そんな面白い本の登場人物が現代にも実在していた。ということは、気づいていないだけで現実世界も本当はもっと素晴らしいのかも知れません。

現実逃避にももってこいの一冊でした。

鈴木光司さんの作品はKindle Unlimitedで読めることが多いので、ぜひチェックしてみてください。

また、リングから再度、Audible(オーディブル)で読み直しているんですが、オーディブルもおすすめです。聴き放題で全作品聴けます。

ホラー小説の金字塔「リング」の感想。圧倒的な恐怖!そして面白い!
ホラー小説の代表と言っても過言ではない「リング」をオーディブルで聴きました。久しぶりに原作に触れましたが、やっぱり圧倒的に面白い。かなり細かく内容を書いていますので、原作を知らない方はぜひチェックしてみてください。映画との違いが多いです。
ホラー小説「らせん」の感想。リングの続編が怖面白い!
鈴木光司さんのホラー小説「らせん」の感想。リングの続編が気になりましたが、話が綺麗にまとまってひとまずは完。ホラー作品というよりはSF寄りの物語です。ネタバレしていますので、ざっくりと内容を知りたい方はぜひチェックしてみてください。
鈴木光司さんのホラー小説「ループ」の感想。壮大な完結へ!
鈴木光司さんのホラー小説「ループ」の感想。リング、らせん、と続いてループで完結となります。らせんでは終盤に圧倒的な絶望感で物語が終わりましたが、今作ではその窮地を救う内容になっています。ホラーというよりはSF色が強い作品になっています。
鈴木光司さんのホラー小説「エス」の感想。マジで怖いです。
鈴木光司さんのホラー小説「エス」の感想。最高に怖くて面白い!貞子で有名なリングシリーズの5作目。リングシリーズの中ではリングの次に好きな作品です。科学的な話も多く、興味深い話がてんこ盛り。面白くて一気に読んでしまいました。
今まで読んだホラー小説でおすすめの作品
今まで読んだホラー小説の中でおすすめ作品をご紹介します。近年読んだ作品と、昔からあるど定番なホラー小説まで複数紹介しています。
本のサブスクKindle Unlimitedが良い!解約方法も。
Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)は電子書籍の読み放題のサブスクです。Kindle Unlimitedがおすすめの理由。良いところ・悪いところをご紹介します。契約の解約、キャンセル方法も書いています。ご参考ください。

コメント