当ページのリンクには広告が含まれています。

町田そのこさんの短編小説「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」の感想

町田そのこさんの短編小説「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」の感想 小説
この記事は約2分で読めます。

町田そのこさんの短編小説集「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」の感想・解説・考察。

Amazon.co.jp: 夜空に泳ぐチョコレートグラミー (新潮文庫) : 町田 そのこ: 本
Amazon.co.jp: 夜空に泳ぐチョコレートグラミー (新潮文庫) : 町田 そのこ: 本

2017年発行。

この小説は、本の読み放題のサブスクKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)で読みました。

gao the book
gao the book

恋物語が詰まった短編集。

小説「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」のあらすじ

小説「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」のあらすじを書きます。ネタバレはしていません。

若い男女が主人公の短編集。短編が5つあります。

恋愛、人生について悩みまくりの若者たち。

フィクションなのに妙に生々しく、異様に感情を揺さぶられました。

実際に物語の世界に入って、セリフが聞こえてきそうなくらいの距離感。

短編それぞれのタイトルは魚の名前(熱帯魚)や、海をモチーフにした話が多く、魚をモチーフにした短編集です。

小説「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」の良かったところ

小説「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」で印象に残ったところを少し引用します。

「昔は、こんな場所消えちまえと思うくらい、嫌な場所だったんだけどな」「嫌な物が全部、廃れて消えちゃったんだよ」
永遠にある気がしてたけどな、とりゅうちゃんはぽとんと呟いた。私はその言葉を拾って、頷いた。永遠だと思ってたけど、びっくりするくらいあっさりと、なくなっちゃったよ。

カメルーンの青い魚

生きるとか生きていけないとか、大人でも考えて苦しむものなんだ。だったら俺や晴子が苦しいと思うのは当たり前なんだ。大人が苦しみながら泳いでいるのだとしたら、それはとても厳しい現実だと思うけど、でもそういうものであるなら、仕方ないよな。これからも、もがきながら泳いでいくしかない。

夜空に泳ぐチョコレートグラミー

俺が生きていけるのはここなのかもしれないって。何も残らない、淀んでいないここで息を吐いて、大事なものの幻を見てちょっと幸せになる。それが一番、生きやすいんじゃねえかなって。

溺れるスイミー

水中にいるみたいに酸素が足りなくて、息苦しいシーンがあって、まさに人が魚になったかのようでした。

人生の悩み、恋愛のしんどさが伝わってきます。

まとめ

この短編集では色々な女性(もしくは男性)の人生を垣間見れます。

「ここではないどこか」を求める話。
結局どこへも行けなかったけれど、それも決して悪くないと思う。

とてもいい作品だったので、町田そのこさんの他の作品も読んでみようと思います。

この小説はKindle Unlimitedで読めるタイミングがあります。最初の30日は無料でお試しができるのでぜひ。

本のサブスクKindle Unlimitedが良い!解約方法も。
Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)は電子書籍の読み放題のサブスクです。Kindle Unlimitedがおすすめの理由。良いところ・悪いところをご紹介します。契約の解約、キャンセル方法も書いています。ご参考ください。

コメント