貴志祐介さんのホラー小説「クリムゾンの迷宮」の感想・考察・解説。
読み出したら一気に読み切ってしまうこと請け合い。超超おすすめの一冊。
1999年発刊。
紙の本を持っていますが、本の読み放題のサブスクKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)で再読しました。

この作品は世間的にそこまで有名ではないと思いますが、話題になっていないのが不思議なくらいの面白さです。
小説「クリムゾンの迷宮」の超ざっくりあらすじ
主人公は休職中の40歳の男。
目が覚めると見知らぬ場所に一人。そこは地球ではないような、見たこともない風景が広がる。
スーツ姿でほとんど着の身着のままの状態。
やがて他の人たちと合流して、悪魔のようなサバイバルゲームに巻き込まれます。理不尽!
ゲームブックの世界をリアルに体験するかのような物語構成。そして、謎のアイテムと凶悪な罠の数々。無事、主人公は生き残れるか? みたいな話です。
小説「クリムゾンの迷宮」はホラーとサバイバルが魅力!
この小説は大好きで7回くらい読んでいます。
映画で言えば、CUBE、バトルロワイヤル、人狼ゲームなどのサバイバルゲームの物語に似ています。
サバイバルのジャンルで他に小説があったとしても、おそらくこの作品を超えるのはなかなか難しそう。
何より禍々しくておぞましいホラーシーンがたくさんあります。
小説「クリムゾンの迷宮」で気になったところ
サバイバルゲームの話なのでサバイバル術が要所で出てきます。
興味深かった部分を引用します。
腕時計をはずすと、太陽の方角に短針を向けた。短針と十二時の間を二等分した方向が南になるはずだ。
クリムゾンの迷宮
国際的に通用するSOSのサインで、三つの焚き火を、正三角形に焚くと言うのがあるんですわ
クリムゾンの迷宮
まずは基本中の基本。優先順位だ!一般的に、遭難したときにまず考えるべきことは、①水 ②シェルター ③暖 ④食料 の順となる。
クリムゾンの迷宮
サバイバルの常識だが、この順位はケースバイケースで入れ替わる。
物語では殺戮をともなうサバイバルゲームが繰り広げられる。
生死をかけた極限の状態で人はどんな考え方、価値の判断を下すのか、とても面白い内容に。
ここで諸君に、仏教の要諦を伝授してやろう。永年にわたって禅寺で修行した坊主が、悟りを開いた末にたどり着く、いわば究極の真理だ。
クリムゾンの迷宮
僧に会えば僧を殺し、仏に会えば仏を殺す。
この言葉の意味はだな、生き残りたければ、自分が殺される前に、相手を殺さなければならないということだ。そのためには、先制攻撃あるのみだぞ。やれ。
まとめ
僕が小学校の低学年くらいの頃にゲームブックというジャンルの本が流行っていました。
当時は随分夢中で遊んでいましたが、この小説でもゲームブックが出てきます。懐かしい。
ホラー要素に加えて、危険な生き物の話、罠(獲物を捕獲する罠)、危険な食品などの話が物語をより面白くしています。
何かおすすめの本を聞かれたら、まずこの作品が思いつきます。(ホラーなので人を選ぶのが難点ではありますが…)
貴志祐介さんの作品はKindle Unlimitedでよく登録されているので、ぜひチェックしてみてください。読み放題で読めるのでお得です。




コメント
大好きな貴志祐介の中で個人的に最高傑作です!
コメントありがとうございます!
他にも面白い作品多いですが、この作品は特に面白いです!