小松左京さんの自選ホラー小説「霧が晴れた時」の感想です。
怖すぎる!
2015年7月発刊。
本の読み放題サブスク「Kindle Unlimited キンドルアンリミテッド」で読みました。
15篇の短編小説集です。どの話もマジで楽しめます。
gao the book
ホラーの短編小説ならベスト3に入る面白さ怖さです。
小松左京さんといえば
小松左京さんと言えば「日本沈没」などSF小説が多いイメージでしたが、ホラー小説も書いていたんですね。
完全に油断していました。物語のクオリティが高すぎ!
正直なところ、短編ホラー小説の中でも個人的にはベスト3には入る怖さ&面白さでした。
得体の知れない雰囲気、不気味でじわじわと怖さが迫ってくる話が多い。
どの話も面白い
最近はホラー小説を読むときは、実話を元にした短編集を読むことが多いので、この小説を読んで内容の濃さに驚きました。
ちゃんと物語として作られている小説を読むならこの作品はかなりおすすめです。
短編それぞれのタイトルがまたいい感じ。
「すぐそこ」「霧が晴れた時」は直接的に何か出てくる話ではないけど、物語中ずっと不気味な雰囲気が続く。
「秘密(タプ)」「くだんのはは」はマジで怖い。
「影が重なる時」「骨」「保護鳥」は、世にも奇妙な物語でも登場しそうな話。
その他にも妖怪の話や定番のホラー小説をパロディにした話もあってバラエティに富んでいます。
マジおすすめ
ホラー小説を読む時はホラー作家が書いた小説を読むことがほとんどですが、小松左京さんは完全にノーマークだったな〜。
怖かった。
第二弾の「牛の首」もおすすめです↓
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