自己啓発の本「考えすぎない練習」の感想・解説・考察。
著者はジョセフ・グエンさん。翻訳は矢島麻里子さん。
この本はKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)で読みました。
著者のジョセフさんはライフコーチ、ビジネスコーチをしている方で、その道の専門家。
この本は33ヶ国語に翻訳され、累計発行部数275,000部以上のベストセラー。
僕は自己啓発本を読むのが好きなんですが、一般的には胡散臭いイメージがあるかも知れません。
この本の「はじめに」という章では、
本書を通してあなたは人生における心からの安らぎ、無条件の愛、完全な充実感、豊かな喜びを手に入れることができます。
考えすぎない練習
と書かれていました。いきなり怪しい 笑。
ですが、実際に読んでみると「確かに!」と頷ける部分が多かったです。
この本をざっくりとわかりやすく解説してみたので、ぜひチェックしてみてください。

不安や悩みが多い人はぜひ
自己啓発本「考えすぎない練習」の内容をざっくりとご紹介
この本の言いたいことを簡単にまとめると、
頭を使って「思考」すると、不安なことやネガティブなことを考えてしまっていいことが無い。
なるべく思考をしない時間を作って、ポジティブなことが頭に入りやすいように余白をあけておくこと。
幸せや満ち足りている時の感情に理屈はない。言葉では言い表すことができず、しかもその感情を抱いている時は思考をしていない。
直感に従って「思考」ではなく「考え」を重視する。※この「考え」の意味が分かりにくいと思いますが後で説明します。
時間が経つのも忘れるくらいに没頭することに重きを置く。いわゆる、ゾーンに入った状態は思考をしていない。
考えすぎない(思考をしすぎない)ことの効能が素晴らしすぎるから、みんなあんま考え過ぎちゃダメだよ!
っていう感じの内容の本です。
自己啓発本「考えすぎない練習」の解説。
先ほど書いたことがこの本の重要な内容ですが、より具体的に解説します。
この本の目的は「正しい知見に導く」こと
「正しい知見」とは「真実に目を向ける」こと。
ではその「真実」とは何か?
- 完全な安らぎ
- 無条件の愛
- 圧倒的な喜び
これらの感情が「真実」。真実は頭を使って見つけることはできない。
真実はいつも単純。複雑なものはより小さく分解できる。真実はそれ以上小さな要素に分解できない。
真実を見つけたいなら、単純なことに目を向けよう。
なるほど!。わかるようでわからん 笑。
頭脳は考えてしまう
本題に入る前の前提。人間の頭脳について。
頭脳の仕事は、自分の生命を脅かす危険について警告すること。
過去の経験に基づいて、将来危険になるものまで予測する。
ただ、野生生活でもしていない限り、現代社会では脳の役割からある程度解放されても良い。
脳を使い続けると「闘争か逃走か」の状態が続き、ストレスやフラストレーション、怒りなどのマイナスな思考に囚われてしまう。
「考え」と「思考」の2種類の違い
この「考え」と「思考」の違いを理解すれば、ほぼこの本の内容は攻略できたはず。多分。
「考え」と「思考」の違いがわかりやすい思考実験が書かれていました。
この文章を読んでいる方も2つの問いに答えてみてください。
Q.1「あなたが1年で稼いでみたい理想の金額はいくらか?」
答えを出した後に次の質問。
Q.2「その金額に5を掛けて、その理想の年収についてどう考えるか?」
1つ目の問いでは何のストレスもなく答えを出せたと思います。
2つ目の問いになると、「無理だろう、達成しないといけないことがたくさんある」など、色々と考えたと思います。
最初の質問で思いついたことが「考え」で、2番目の質問で色々と考えたことが「思考」です。
この「考え」に目を向けて大切にする。逆に「思考」はなるべくしないようにすることで、あなた本来が持つ人生の充実感を味わえる、ということらしい。
自分の考えについて思考すると、私たちはその考えについて判断や批判を始め、あらゆる種類の感情的な苦しみを経験するのです。
苦しみの根本は自分の「思考」にある。
考えないこと、反応しないことで、人生を変えられるようになる。
「考え」は創造する、「思考」は破壊する。
思考しすぎることによって、「考え」が台無しになる。
直感で思いついた「考え」は無限で、開放的で、前向きのエネルギーに満ちている。
考えている時にしかネガティブな感情は抱けない。
幸せは言葉で説明できない
「思考」で辿り着いた幸せの理屈は偽物かもしれません。
喜びや愛といったポジティブな感情は、考えて出てくるものではないし、人生最上の幸せや最大の愛を感じた時、実は何の考えも頭の中を巡っていない。
「考え」は正確な言葉で表現ができない感情。
思考の量がストレスをもたらす
喜びや愛などのポジティブな感情は「考え」として自然に現れます。
「思考」の量が少ないほど、ポジティブな「考え」が自然と生じる余白を作れる。
余白を残すことで奇跡が起こる可能性も秘めている。
なるべく思考を減らすことで、幸せになれる。
これが本書のタイトルにある「考えない練習」。という感じでしょうか。
今だけに集中する
何か不安なことを考えてしまった時に思い出したい。
「いま、ここ」に心を置くこと。
思考することで、必要のない不安に駆られたり、昔の嫌なことを思い出したりしてしまう。そういう時は「今」を考えるようにすると良さそう。
無思考の時に最高のパフォーマンスを出せる
ゾーンに入る、時間を忘れるほど集中する、そういう時は、フロー状態、何も考えていない。
無心になることはいいことづくめ。
その他にも
この本では他にも
- 人の経験には3つの原理がある
- 切羽詰まった状態の目標設定より、インスピレーションで目標設定
- 愛に理由や条件はいらない
- 真実は主観的なものではない
- 自分のすべきことを見つける方法
- 直感に従う方法
などなど、より具体的な説明が書かれています。
それから、禅の修行僧のエピソードが何度か入っていてこの話も面白いです。
本の最後に著者からの思考実験があります。この本を手に取った方はぜひ挑戦してみてください。
まとめ
お金のことや将来の不安、考えなくてもいいのに過去の映像を録画したかのように何度もリプレイして思い出してしまう。
そういう時は「今だけに集中する」と心掛け、なるべく思考をしないようにする。そうすると人生いい方向に行くのかも。
そういえば、この本で言う「考え」は、子供頃にはたくさんあったように思います。
言葉では説明できないですが、異様な多幸感。無限の可能性みたいなもの。
大人になるにつれて現実を見せられ、自分という受け皿が「思考」で満たされ「考え」が入ってこない状態になっている…。
もうおっさんですが、この本読んで良かったです。


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