ひろゆきさんの本「僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方」の感想・解説・考察。
2024年の本です。
この本はKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)で読みました。
少し先の2035年の働き方について書かれています。内容的にはひろゆきさんの配信や、これまでの本の内容とほぼ変わらないので、ずっと昔から言い続けていることをまとめた本と言ってもいいかも知れません。
タイトルにもありますが、10代、20代の若い人向けの一冊です。

海外に留学したり、旅行したり、住んだりしている著者ですが、こういう人生であれば、物事の考え方や価値観はかなりソフトになるんだろうなと思います。
「僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方」の内容
序盤は就活生に向けて
本の序盤は、新卒の方がどういう会社を選べばいいか、などの就活の話が書かれています。
新卒人気企業ランキングが毎年出ているが、このランキングにノミネートされている会社は今がピークの会社という見方もできる。これから衰退する可能性もあるので、あまり頼りにしない方がいいかも、とのこと。
大卒カードはなんだかんだ重要なので、大学卒業はしておくのがおすすめ。それと英語が喋れるとかなり色々な面で安心。
特にやりたいことがない人向けに、おすすめの資格も紹介していました。それは簿記だそうです。会計ルールは世界共通で、簿記のスキルはどの会社でも必要としている。
会社や経済成長に依存できない時代
日本で生活をしていると、経済成長が止まっていることに嫌でも気付きますが、昔のように終身雇用は今さらないと感じてる人も多いと思います。
そこで著者は将来自分がどうなってもなんとかなるという状態を目指す、つまり、人生の選択肢を増やすことを強調しています。
人口がどんどん減り、経済成長の見込みが低い日本。それならば、海外で仕事をする方法をお薦めしています。
日本には日本の良さがあるので、あくまで選択肢の一つとして海外での仕事という方法を持っていると気が楽とのこと。
海外での仕事のハードルは想像しているよりも低いので、この本で書いていることを参考にしたり、自分で調べてみるのも良さそうです。
人生の選択肢を増やすためのもう一つの方法は、お金教からの卒業。
自分が満足できる生活を維持するために最低限必要なものと、そうでないものを線引きしておくこと。そうすれば必要以上に頑張ったり、自分を追い込まなくてもいい。
ひろゆきさんは一ヶ月5万円あれば生活できるらしいですが(さすがに昔の話だと思います)、生活費にお金をかけなくても生きていける人は、自由度が増すと思います。セレブっぽい体験もしたが、自分には必要ないと感じたらしい。
たまたま自分が立ち上げたサービスが成長し、まとまったお金と知名度を得ることができたが、仮にそれらが無くなって普通の47歳のおじさんになったとしても、相変わらずマイペースな生き方をしていたはず。とのこと。
人生は「他人が決める勝ち負け」ではなく、「自分がどれだけ多くの幸せを感じられるか」で決まります。古い成功事例に囚われすぎてわざわざ不幸を感じるような生き方や働き方は、いい加減やめたほうがいいんじゃないでしょうか。
僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方
個人事業に向いている人
残業規則に関して僕が一番気になっていることは、仕事に対する情熱があり、残業がまったく気にならない人たちについてです。
僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方
「この人のスタミナと集中力は無限なのか」と思ってしまうくらい長時間労働を飄々とこなしている人
こういう人は個人事業主の方が向いている。個人事業なら働けば働くだけお金が入るので、収入も青天井。
仕事に没頭できる人は良さそうです。
人口減少という理由から海外を視野に
日本の将来がどうなるか。予測通りになることはまずないけれど、人口の推移はかなり信頼できる予測の一つ。
しかし、人口統計の予測ならある程度は信用できます。そして、その人口統計が示す日本の将来は、決して明るいものではありません。
僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方
日本の人口のピークは2004年の1億2700万人。そこから減少の一途をたどっていて、2050円には約1億人、2070年には9000万人を切り、2100年には7000万人を切るのではないかと言われています。最悪のシナリオでは2100年に人口が4000万人近くまで減り、明治時代の水準に戻るのではないかという予測もあります。
人口減少で公共的な整備ができず、電車や路線の数が減る。税収が減り、社会保障のお金も減る。
外部的な要因で、自分ではどうしようもできないので、海外に活路を、という話。
社会を維持するために欠かせない職種のことを「エッセンシャルワーク」と言うらしいですが、人口が減っても必要な仕事でも、現在は人材不足とのこと。医師や教員、警察官、物流業、電気ガスなど。すでに人員不足。
エッセンシャルワークは社会に必要だが必ずしも給料がいいわけではないのが問題。社会になくてもいい仕事の方が儲かっている現実。(YouTuberやゲーム開発会社など)
日本は貧しい国になり下がり、長期的には落ちていく一方ということです。
僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方
歯を食いしばって働けば、それなりに豊かな生活は保証される?
いやいや、もはやそんな時代じゃないってわかりますよね?
海外旅行に行った時の注意
海外旅行では減点主義はやめる。
日本を基準にしすぎないこと。電車が時刻通りに来る、治安がいい、接客が丁寧、ご飯は安く美味しい。こんな国は滅多になく、日本を基準にすると海外は不満ばかりに。
良いところを見つける加点主義で海外を見て回るのがおすすめ、とのこと。
「僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方」の良かったところ
ひろゆき流の仕事の考え方
働く理由は「食べていくため」。仕事に「やりがい」はいらない。
あまり稼げないのであれば「やりがい」を優先するのはどうかと思う。やりがい搾取に否定。
できるだけ効率的に稼げる仕事を選び、オフの時間を自分のやりがいを感じることに充てるのが一番無難。
自分の選択肢を増やすため、色々と試してみる
若いうちにいろんなことにチャレンジする。
行動とは、「やるか、やらないか」だけの問題です。「成功する、しない」の問題ではありません。
僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方
心配しすぎかも?
日本人は不安を感じやすい遺伝子を持つ人の割合が、異常なほど高いのです。
僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方
その他にも
会社勤めに関して。いざという時、会社はあなたを守ってくれない。最優先は自分。会社を利用するくらいの考えでいい。
英語の重要性。英語が世界の共通語と言っても過言ではないので、何かを検索する際にも英語で検索すると検索結果が全然違う。らしい。
デジタルノマドビザの活用。
などなど。
まとめ
この本は若い人向けですので、僕のような50歳前の人が読むパターンは少ないだろうなと思います。(ひろゆきさんとほぼ同世代)
それでもやはり、海外で仕事をしたり、いろんな経験をする、色々とチャレンジする、ということがたくさん書かれているのを読むと、若いことの無限の可能性に、うらやましさを感じます。
この歳になって思うのは、人生でできることの少なさです。いろんな場所に行ってみたい、いろんな虫や動物に会いたい、色んな人に会いたい、色んな本を読みたい、などなど。突き詰めようと思えばどんな狭い世界でも深く、全てを堪能できる時間はそんなにありません。
色々と試してみて、自分にフィットする生き方を見つける。チャンレンジすることで、できることとできないことがわかる。
ひろゆきさんも書いていますが、人は結局いつか死ぬので、あまり過剰な心配をせずに、無理せず世間に流されず、自分が良いと思った仕事をする。そのスタンスが良いと思います。
お金についても、自分が満足できる上下のラインを知っておけば、そこまで悩む必要もないのかも知れません。


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