当ページのリンクには広告が含まれています。

貴志祐介さんの小説「ダークゾーン」リアル将棋ダークファンタジー

貴志祐介さんの小説「ダークゾーン」リアル将棋ダークファンタジー 小説
この記事は約2分で読めます。

貴志祐介さんの長編小説「ダークゾーン」上下巻の感想記事です。

https://amzn.to/42tsqr4

2013年発行。

発売された当時はハードカバーで購入して読みましたが、本の読み放題サブスク「Kindle Unlimited キンドルアンリミテッド」に登録されていたので、再度電子書籍で読んでみました。

ジャンルが難しいですがSF&ダークファンタジーみたいな感じです。

Kindle Unlimited

gao the book
gao the book

将棋のようなルールでリアルなバトルを繰り広げます。駒を模したモンスターの描写がグロテスク!

小説「ダークゾーン」のざっくりあらすじ

小説「ダークゾーン」のネタバレをしない程度に内容について触れています。

主人公はプロの棋士を目指す大学生。

ある日目覚めると真っ暗な空間の中で知らない場所に。

そこには自分も含めて18人の味方がいて、それぞれがゲームで登場するようなモンスターばかり。

主人公が王として17名の駒を命令して、同じ軍勢の敵と戦うことに。

仮想空間「ダークゾーン」(長崎の軍艦島をモデルにしている)を舞台に、リアル将棋バトルが展開する。

みたいな話です。

時間が経過したり味方の駒が敵の駒を倒すとポイントが加算。将棋の駒のように成ります(昇格して強力になる)。

何回戦か戦いを行いますが、1回戦が終わるごとにリアルな現実の回想シーンが入る、という内容です。

小説「ダークゾーン」は面白い?つまらない?

小説「ダークゾーン」は面白い?つまらない?駄作?など色々と感想があると思います。

僕の個人的な感想としてはまあまあ面白いという感想です。

話の設定自体は著者の小説「クリムゾンの迷宮」に少し似ているようにも思います。そういう点で考えると「クリムゾンの迷宮」の方が明らかに面白いです。

個人的にはちょっと物語が長すぎて、中だるみしている感じはしました。

終盤はきちんとわかりやすく終わるので、全体を通して考えると面白い作品でした。クリムゾンの迷宮と比べてしまって少し評価が落ちる感じです。(上から目線で偉そうですいません)

まとめ

この作品の世界では3時間ごとに月明かりと漆黒の闇が交代します。

ほとんど明かりがない状況での物語なので、想像しながら読み続けると、もうほんと闇なんですよね。しかも登場するモンスターたちがリアルでグロテスク!

好き嫌いは分かれそうな作品かなと思いますが、貴志祐介さんの作品が好きな方はチェックしてみてください。

コメント